着物を着た時の注意点と着崩れ対策
着崩れを防止するため、お着物を着た時の注意点を詳しく解説しておりますので、着付けのご予約後や施術後にお役立てください。
晴れの日を美しく、快適に過ごすために
初めての着物はワクワクする反面、「動きにくそう」「着崩れしないかな?」と不安になる方も多いかと思います。
このページでは、着物を着た後の注意点、よくある着崩れの例、そして簡単な直し方までわかりやすくご紹介しています。
着付けのご予約後や施術後には、ぜひ一度お目通しください。
着物を着た時の注意点を解説いたします
1. シーン別の注意点
2. 着物を着た時に絶対に避けたい動作
3. これって着崩れ?それとも大丈夫?
4. 着崩れたときの手直し方法
5. 着崩れ防止チェックリスト
1. シーン別の注意点

■ トイレに行くとき
裾を横に広げてしまうと腰紐が緩んで着崩れの原因に。
裾は真上に引き上げるようにし、「着物 → 長襦袢 → 肌襦袢」の順に整えてください。
■ イスに座るとき
背もたれにもたれると、帯が崩れやすくなります。
浅く腰掛けて背筋を伸ばし、袖の長い着物は袖を膝の上に重ねて置くのがポイントです。
■ 歩くとき
大股で歩くと裾が乱れやすくなります。
小股でそっと歩くことを心がけましょう。
■ 階段の上り下り
裾を踏まないよう注意が必要です。
裾を少し持ち上げ、足元が見えない程度に調整してゆっくり昇降してください。
■ 車の乗り降り
乗車時は「お尻 → 頭 → 足」の順で座り、降車時は「足 → 袖をまとめる → 腰を落とす」順で。
■ 手を上げるとき/手を伸ばすとき
肩より高く手を上げると襟が崩れやすくなります。
袖口を押さえながら、できるだけ肩より上に手を上げないようにしましょう。
物を取るときも、動作はゆっくりと優雅に。
2. 着物を着た時に絶対に避けたい動作

・大股で歩く・走る
時間に余裕を持って行動しましょう。
・腕を大きく振る
手の動きを小さくして、しなやかに。
・背もたれや壁にもたれる
背筋を伸ばしてチョコっと座ると綺麗に見えます。
・肩掛けバッグを使う(和装バッグ推奨)
和装バッグ以外のバッグやカバンの取り扱いには、特にご注意ください。
大きな荷物はキャリーケースがオススメです。
・首だけで振り向く(上半身ごと動かすと綺麗です)
上半身全体を相手に向けてお話しすると凛と見えます。
3. これって着崩れ?それとも大丈夫?

着付けは基本的に「立った状態」で行いますが、動いていれば多少のズレやシワは自然に起こります。
ご自身で簡単に直すことができます。
よくある“気になるけど着崩れではない”ケース
・裾が地面スレスレになってきた
・帯が少し下がった/傾いた
・衿の開きすぎ・詰まりすぎ
・衽(おくみ)線がずれてしまった
・おはしょりがめくれてしまった
これらは日常の動きでよく起こる自然なズレです。
以下「4. 着崩れたときの手直し方法」の対処法で、すぐに美しい着姿に戻せます。
4. 着崩れたときの手直し方法

■ 襟元が崩れたとき
長襦袢の襟を指でつまんで引っ張り、着物の襟とバランスよく整えます。
長襦袢の襟が着物の襟から1.5〜2cm程度見えるのが理想的です。
■ 裾が下がってきたとき
腰紐の下に手を入れ、内側の布(下前)→外側の布(上前)の順に持ち上げて整えます。
■ おはしょりがめくれたとき
両手でやさしく撫でるように下ろします。引っ張らず、そっとなでて戻すのがコツ。
■ お太鼓帯が潰れたとき
鏡の前で横を向き、帯の上部3分の1に手を差し入れてボリュームを調整。
帯の「たれ」がめくれてしまった場合も、両手でなで付けて戻しましょう。
5. 着崩れ防止チェックリスト

以下のチェックリストで着崩れを防止しましょう
・襟元の開きや左右のバランスは大丈夫?
・帯がズレていないか?
・帯締め・帯揚げの位置と締め具合は適切?
・裾の長さが均等か?
・おはしょりが整っている?
・袖や脇がだらしなく見えないか?
・動作はゆったり、しなやかにできているか?
美しい着物姿で晴れの日を安心して過ごすために

着付けのご予約前や施術中などにスタッフまで気軽にご相談ください。
留袖・訪問着・振袖はもちろん、浴衣も立派な和装です。
カジュアルに見える浴衣でも、着崩れには十分ご注意を。
走ったり、重いバッグを肩にかけると崩れる原因になります。
美しい着物姿で晴れの日を安心して過ごすために、ぜひこのページをお役立てください。
ご不明点があれば、いつでもスタッフまたは公式LINEにてお気軽にご相談ください。